年末のご挨拶
我輩は師走が好きだ。
師匠も走ると表現されるように、それはもう瞬く間に過ぎて行く日々。
しかし人々の表情は何処と無く晴れ晴れとしていて、充実しているように見えるのだ。
我が家でも、ご主人はおばあちゃんの介護の合間にせっせと大掃除。
姪っ子は隣のテーブルで年賀状の作成に追われている。
そんな最中でも、2人は来年のおばあちゃんとの予定について話す。
最近調子が良いから、一緒のテーブルでご飯が食べれるようになるかもしれない。
介護タクシーを使えば一緒に外出も出来るようになるかもしれない。
ひょっとしたら、姪っ子の結婚式にも出席できるかもしれない。
いつ来るか知れない別れの事は一旦他所に置いて、様々な夢に想いを馳せる。
その夢がひとつでも多く叶いますように。
読書の皆様方も、どうぞ良いお年を。
タイガより